健康的に痩せる
年齢を重ねるとともに、「痩せにくくなった」あるいは「太りやすくなった」と感じている方は多いのではないでしょうか。糖質(炭水化物)、脂質、タンパク質の3つの栄養素の摂取比率を考えて、食事を摂ると健康的に痩せることができます。
毎食タンパク質を摂る
50代以降で不足しがちになるのが、筋肉の材料となるタンパク質。筋肉を維持するためには、体重1kg当たりタンパク質1~1.2gが必要。夕食は少し多めに!
炭水化物は抜かない
空腹を感じるのは、胃の内壁から「グレリン」というホルモンが出るためです。つまり、満腹感を得るには、グレリンをいかに抑制するかが重要です。炭水化物はグレリンの抑止力が最も高いため、満足感が高くなります。
脂質は控える
ケーキやクッキーなど、糖質と脂質が入っているものを食後に食べるのは、カロリー過多になりやすいため避けて。デザートは食後ではなく、血糖値が下がりお腹が空きやすい食間がおすすめ。まずは量や回数を減らすことから初めてみて。
エネルギー比率
炭水化物60% 脂質15% タンパク質25%
朝食・昼食・夕食、それぞれの食事ごとに、この比率でバランスよく摂取するのが理想。ストレスを溜めたり、ドカ食いをしないためにも、三食はきちんと摂るようにしましょう。
摂取カロリーの見直し
50~69歳の女性で参照 体重53.0㎏の基礎代謝量は1.110kcal
食事制限により摂取カロリーを減らしすぎると、脂肪だけでなく筋肉まで落とすことになります。筋肉が減ると代謝が低くなり、痩せにくく、太りやすくなります。極端に減らすのはやめましょう。
まとめ
糖質制限や断食などにより1週間で体重が減るのは、体内の水分が減っただけです。50代からは、きちんと動いて、きちんと食べて、賢いダイエットをしましょう!