食事法
規則正しい食事のタイミング
朝、昼、夜、1日3回決まった時間に食べるようにしましょう。とくに朝食は大切です。
食べ方、食べる順番に気をつけて
テレビを見ながら、スマホをしながらなどの「ながら食べ」は免疫力を低下させることも。気の合う人とゆっくりリラックスして食事を楽しむことが、アンチエイジングにつながるのです。
食べる順番も大切です。食物繊維を含んでいる野菜などを先に食べ、そのあとタンパク質の肉や魚など、さらにそのあと炭水化物のご飯などを摂るようにしましょう。
偏りのない食事
バランスのよい食事はアンチエイジングの第一歩です。
栄養バランスのよい「腹八分目」の食事
食事内容の総エネルギー量が多くならないように気をつけたいもの。
活動量の少ない成人女性の摂取カロリーは1400~2000キロカロリー!脂質、糖質、塩分の取りすぎには注意が必要。
タンパク質やビタミン、ミネラルなどを十分に摂り、炭水化物や脂肪の摂取を少なめにした腹八分目の量の食事が、アンチエイジング効果のある食事の仕方です。
体内の抗酸化力を高める
ビタミン類では、ビタミンA・C・E、ポリフェノール類のイソフラボン、アントシアニン、フラバノン、カロテノイド類のリコピンやアスタキサンチンなど。
植物性食品の色素や香り、アクなどから発見された化学物質・フィトケミカル(ファイトケミカル)には、抗酸化作用や免疫力アップなどが期待できます。
老化防ぐ食べ物
肉、魚、卵などの良質な「動物性タンパク質」
肉、魚、卵を積極的に摂るようにしましょう。それらに豊富に含まれるタンパク質は、肌のハリをつくるコラーゲンの材料となるアミノ酸を含んでいるので、1日100gを目安にしてください。カロリーを抑えるには、蒸すなどの油を使わない調理方法や、脂肪分が少ない白身魚、ササミ肉などを使うとgood!
「デザイナーズフーズ」を取り入れる
がんの予防に効果のある植物性食品(主に野菜や果物などの約40種)を「デザイナーズフーズ」として発表しました。もっとも優秀なのが「にんにく」。次いで、キャベツ、ニンジン、トマト、ブロッコリーなどです。
野菜やきのこ、海藻類の「ビタミンやミネラル類」
アンチエイジングに野菜やきのこ、海藻類は欠かせません。1日に、淡色野菜を200g、緑黄色野菜を100g、豆やきのこ、海藻類を50gを目安に摂取しましょう。
そうすることで、玉ねぎに含まれるケルセチンや、かぼちゃやほうれん草に含まれるβカロテン、キャベツや大根に含まれるS-メチルシステインスルフォキシドなどの、抗酸化作用のある食べ物をバランスよく摂取できます。野菜を食べるときは、サラダより温野菜で摂るようにしたほうが、体を冷やさないのでオススメ。
大豆や大豆製品などの「大豆イソフラボン」
女性ホルモン様作用を持つ物質の代表的、大豆イソフラボン。大豆イソフラボンは、納豆なら1パック、豆腐なら1/2丁を目安に、毎日摂るようにするとgood。枝豆、納豆や豆腐、豆乳、きなこなどの大豆製品に含まれている成分です。
ナッツ類の「植物性タンパク質やミネラル類」
ナッツ類が含む植物性タンパク質は、肌やそのほかの細胞を形づくる役割をしています。ミネラル類も豊富です。ミネラル類には、肌や髪に栄養を行き渡らせてくれる役割があり、美肌や発毛を促進する効果があります。
「抗酸化作用」を持つフラボノイドが含まれるプロポリス
プロポリスも、アンチエイジングの効果が期待できます。プロポリスには強い抗酸化作用をもつフラボノイドや、ビタミン類、ミネラル類が豊富に含まれています。発がん予防にも効果があります。
免疫力を高める「発酵食品」
発酵食品も、アンチエイジングに最適な食べ物。免疫力を高め、抗酸化作用を持つものもあります。納豆や味噌、漬け物、ヨーグルトなどを積極的に摂るようにしましょう。
さまざまな栄養やビタミン、ミネラル類などを含む「スーパーフード」
チアシード、ザクロ、キヌア、アマランサスなどのスーパーフードを含んだ食品もアンチエイジングにとって有効です。最近はスーパーなどにもたくさん販売されているので、上手に取り入れるとよいでしょう。